東芝を組織ぐるみで不正に走らせた魔の言葉 「チャレンジ」
東芝は20日夜、第三者委員会の調査報告書の概要を発表し、東芝が歴代3社長のもとで利益を水増しし、不正な会計処理を続けていたと認定した。
歴代3社長は、「チャレンジ」と称して過剰な業績改善を各事業部門に要求した。報告書はその経緯を詳細に記述している。社長が出席する会議で「チャレンジ」という形で示された数値目標は、達成が必須の額として位置づけられ、厳しい圧力で各事業部門にのしかかった。
この「チャレンジ」という言葉が、東芝を組織ぐるみで不正に走らせたキーワードだった。
08年から始まっていた不正行為
第三者委が調査対象としたのは、西田厚聡氏、佐々木則夫氏、田中久雄氏の歴代3社長が在任していた2008年4月から14年12月まで。決算期で言えば、08年度決算から13年度決算まで6年にわたる年間の決算と、15年4月〜12月の三つの四半期決算だ。
リーマン・ショックの業績急落時に「利益水増し」要求
第三者委は、08年度決算から利益水増しが行われたと認定した。08年に世界経済を襲ったリーマン・ショックの影響で、世界中の企業の業績が一気に沈んだ時期だ。東芝の08年度の連結決算は、売上高が前年度より約9000億円減った。最終(当期)損益は、前年度の1274億円の黒字から、3435億円の赤字に転落している。
たった3日間で120億円の利益水増しを要求
この「チャレンジ」と称する事業部門への圧力は、西田社長の後任の佐々木社長時代に、さらに激しくなる。第三者委報告書は次のような象徴的な出来事を載せている。
この利益水増し推計額654億円は、佐々木社長在任4年間の累計額であり、年度決算の利益額773億円と比べることはできないが、利益水増しが、かなりの額にのぼっていたことがわかる。
引用元
http://mainichi.jp/premier/business/entry/index.html?id=20150721biz00m010010000c
— えいだまん (@ada_c5) 2015, 7月 21
— LeCielBleu Alsace (@frenchbluee) 2015, 7月 21
東芝は不適切会計なんてぼんやりした言い方してるけど、粉飾決算でしょ。国益への影響度から判断して上場廃止にしないみたいだけど、市場は不公平ということを改めて感じる。新日本有限責任監査法人は不正がお得意なの?
— htnk (@akikov75) 2015, 7月 21
東芝クラスになると粉飾決算じゃなくて不適切会計だし、上場廃止もないし、逮捕者も出ないんだな。楽なもんだな。辞任するだけで良いし。
— manabu,ももーん (@mar_manabu) 2015, 7月 21
東芝の不正会計処理。 長年の東芝の伝統だとか。 凄いよね。 ていうか、上場廃止にはならないの? 上場基準満たしてないよね? どんだけ東証の基準は緩いんだ?
— ドアドアラ (@kadodoara) 2015, 7月 21
— ラブラドール (@Labrador_7) 2015, 7月 21
東芝が上場廃止にならないのが不可思議過ぎる。これが日本経済の仕組みなんだなぁ。
— アロハブルー alohablue#7 (@alohablue7) 2015, 7月 21